百科事典マイペディア 「ポストハーベスト農薬」の意味・わかりやすい解説 ポストハーベスト農薬【ポストハーベストのうやく】 農作物の収穫後(post harvest),貯蔵や輸送中の変質,虫害を防止するため使用される防腐剤,防虫剤,防カビ剤など。大量使用により残留農薬のように人体に影響を及ぼすおそれがある。輸入農作物での使用が問題となっている。1991年7月,香港で開かれた〈国際消費者機構〉(IOCU)の世界大会食料分科会がポストハーベスト農薬の禁止勧告を出した。厚生省は実態調査を実施,これをもとに同年末,ポストハーベスト農薬を認める残留基準案を発表し,消費者団体が反発した。しかし規制緩和を名目にアメリカなどから圧力を受けたため,厚生省は食品添加物の品目を増やした。→関連項目貯蔵病害 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by