輿地(読み)ヨチ

精選版 日本国語大辞典 「輿地」の意味・読み・例文・類語

よ‐ち【輿地】

  1. 〘 名詞 〙 ( 輿車(こしぐるま)のように万物を乗せる意で ) 大地。地球全体。全世界。
    1. [初出の実例]「しかれば中華輿地のわり、三代一様、秦漢已来一様、唐已来又一様にて」(出典:随筆・秉燭譚(1729)二)
    2. 「万国輿地の諸説は」(出典:蘭東事始(1815)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「輿地」の読み・字形・画数・意味

【輿地】よち

大地。〔淮南子、原道訓〕大夫は~天を以て蓋(かさ)と爲し、地を以て輿(こし)と爲し、四時を馬と爲し、陰陽と爲し、雲に乘り霄(そら)を陵(しの)ぎ、(とも)にす。

字通「輿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android