轆轤首(読み)ロクロクビ

デジタル大辞泉 「轆轤首」の意味・読み・例文・類語

ろくろ‐くび【××轤首】

首が非常に長くて伸び縮みが自由にできる化け物。また、その見世物。抜け首。ろくろっくび。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「轆轤首」の意味・読み・例文・類語

ろくろ‐くび【轆轤首】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 首が長くて、自由に伸び縮みするばけもの。また、その見世物。抜けくび。
    1. [初出の実例]「夜ぬけにぬけし人はおそろし 月にしもみつけにけりなろくろ首(クビ)重次〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
  3. 首を長くして待つことをたとえていう語。

ろくろっ‐くび【轆轤首】

  1. 〘 名詞 〙 「ろくろくび(轆轤首)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「朝帰りろくろっ首の母が出る」(出典:雑俳・柳籠裏(1783‐86)五月二八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「轆轤首」の解説

轆轤首
(通称)
ろくろっくび

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
新田万次郎
初演
明治30.10(東京春木座)

ろくろ首
(通称)
ろくろくび

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
傘轆轤浮名濡衣
初演
天保8.2(大坂中座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android