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ろくろ首

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デジタル大辞泉プラスの解説

ろくろ首

日本の妖怪。人の首が長く伸びる、身体から首が分離するなどの怪異。江戸時代の「曾呂利物語」、「甲子夜話」など多くの文献に記述がある。首が身体と分離するものは「抜け首」ともいう。

ろくろ首

古典落語の演目のひとつ。五代目柳家小さんが得意とした。オチは間抜オチ。主な登場人物は、与太郎

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ろくろ首
ろくろくび / 轆轤首

夜中に首を伸ばして行灯(あんどん)の灯油をなめるとか、首が飛行するなどといわれる怪異現象。主として成人したばかりの娘や女中で、心の緩んだときに伸びるとか、食や水を求めるために伸びるのだとか、離魂病の一種だなどといわれている。伸びる首をなぜろくろ首というのかは明確でない。ろくろを回して土器や陶器をつくるときの感触か、こけし人形など木地師(きじし)の作業を頭に置いてのことか、理髪店の看板のように錯覚で伸びるように見えるのか、唐傘(からかさ)のろくろをあげると柄が長く見えてくるのをいったのであろうか。芝居や化け物屋敷で見せるものはトリックを使う。近世の随筆類によると、飛頭蛮(ひとうばん)という国の人はみなろくろ首で、首に赤い痕(あと)があり、夜は両耳を翼として飛んで行って虫を食い、明け方には帰ってきてもとのようになるという。中国の六朝(りくちょう)時代の説話などを集めた『捜神記(そうじんき)』には、呉(ご)将軍の召使いだった下女の首が、夜ごとに飛び出した話があるから、首が飛行する話は中国伝来のものであろう。諺(ことわざ)には、すぐ詰まることのたとえに「ろくろ首がきらず(おから)を食う」、長い物事のたとえに「ろくろの反吐(へど)」などという。[井之口章次]

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