日本歴史地名大系 「辰山神社」の解説 辰山神社たつやまじんじや 広島県:府中市土生村辰山神社[現在地名]府中市土生町 辰山田凝姫命・湍津姫命・市杵島姫命を祀り、旧村社。近世には清滝(せいりゆう)大明神ともよばれた(備陽六郡志、福山志料)。「芦品郡志」に「口伝縁起に曰、嘗て村民産土神の祠を建てんと欲し、先つ宮所を撰ふ、会々某山より一陣の白気上騰し、青竜と化して上天するを見る、村民相賀して曰、之れ宮所に適せるの神応ならむと、遂に此処に宮殿を営む、故を以て山を辰山と名け、祠を清滝と称す、実に乾元元年九月九日なり云々」とみえ、往時は芦田(あしだ)郡父石(ちいし)・御調(みつぎ)郡僧殿(そうどの)なども氏子だったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by