辱知(読み)じょくち

精選版 日本国語大辞典 「辱知」の意味・読み・例文・類語

じょく‐ち【辱知】

〘名〙 (知をかたじけなくするの意) その人と知り合いであることを光栄に思ってへりくだっていう語。辱交。
※徂徠集(1735‐40)三〇「不佞辱知以来、垂二十年
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録四「マルツラバース君の辱知(ヂョクチ)を忝ふする所以なり」 〔白居易‐寄献北都留守裴令公詩序〕

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デジタル大辞泉 「辱知」の意味・読み・例文・類語

じょく‐ち【辱知】

《知をかたじけなくする意》知り合いであることを、へりくだっていう語。辱交。「辱知間柄

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普及版 字通 「辱知」の読み・字形・画数・意味

【辱知】じよくち

交遊をして下さる。唐・白居易〔北都留守斐令公に寄献する詩の序〕一心王にめ、三にしてす。を形容すること、實に歌詩に在り。況(いは)んや知を辱(かたじけな)くす。敢て先唱せざらんや。輒(すなは)ち五言四十を奉じて寄獻す。

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