農畜産業振興事業団(読み)のうちくさんぎょうしんこうじぎょうだん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「農畜産業振興事業団」の意味・わかりやすい解説

農畜産業振興事業団
のうちくさんぎょうしんこうじぎょうだん

畜産振興事業団蚕糸砂糖類価格安定事業団が、1996年(平成8)に統合設立された特殊法人。この統合は、行政改革推進の一環として農産物の価格安定業務の効率的な運営を図ることを目的にしたものである。

 主な業務は、
(1)主要な畜産物の価格安定等の業務
(2)加工原料乳生産者補給交付金および肉用子牛生産者補給給付金等の交付
(3)生糸の輸入に係る調整等の業務
(4)砂糖類の価格安定等の業務
(5)新たな業務として砂糖類関係の振興業務および蚕糸・砂糖類関係の情報収集・提供
などである。2003年(平成15)10月、野菜供給安定基金と統合し、独立行政法人農畜産業振興機構となった。

 なお、畜産振興事業団は「畜産物の価格安定等に関する法律」(昭和36年法律第183号)に基づき1961年(昭和36)に設立、蚕糸砂糖類価格安定事業団は1966年に日本蚕糸事業団として設立されていた(1981年糖価安定事業団と統合)。

田 忠]

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百科事典マイペディア 「農畜産業振興事業団」の意味・わかりやすい解説

農畜産業振興事業団【のうちくさんぎょうしんこうじぎょうだん】

畜産振興事業団

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世界大百科事典(旧版)内の農畜産業振興事業団の言及

【畜産振興事業団】より

…このため牛肉,バター,練乳,脱脂粉乳,プロセスチーズなどの輸入を一元的に管理し,輸入価格が国内価格を圧迫しないように,牛肉などについては差益金を徴収する。96年10月,蚕糸砂糖類価格安定事業団と合併,農畜産業振興事業団となった。新事業団は主管省は農林水産省,資本金1704億円(うち政府出資1585億円)。…

※「農畜産業振興事業団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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