辻光典(読み)ツジ ミツスケ

20世紀日本人名事典 「辻光典」の解説

辻 光典
ツジ ミツスケ

昭和・平成期の漆芸家 日展参事。



生年
大正4(1915)年11月11日

没年
平成4(1992)年9月17日

出生地
旧満州・ハルビン

学歴〔年〕
東京美術学校〔昭和14年〕卒

主な受賞名〔年〕
日展文部大臣賞〔昭和36年〕,日本芸術院賞(第20回)〔昭和39年〕「クノサス」(装飾画)

経歴
在学中の昭和13年光風会展に初入選、18年会員。通商産業省、労働省勤務の傍ら、主に漆を素材とした絵画を制作。独自の抽象的世界を展開し、27年以来、日展に出品特選を重ねる。毎年個展を開催。作品に「壁画風神雷神」「クノサス」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻光典」の解説

辻光典 つじ-みつすけ

1915-1992 昭和-平成時代の漆芸家。
大正4年11月11日中国ハルビン生まれ。昭和13年光風会展に初入選。27年・31年日展で特選,39年装飾画「クノサス」で芸術院賞。壁面装飾や「雲」「人間」などの連作によって漆による装飾の新分野をひらく。平成4年9月17日死去。76歳。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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