辻六郎左衛門上書(読み)つじろくろうざえもんじょうしょ

改訂新版 世界大百科事典 「辻六郎左衛門上書」の意味・わかりやすい解説

辻六郎左衛門上書 (つじろくろうざえもんじょうしょ)

江戸幕府勘定方役人辻守参(もりみつ)の,享保期の幕府首脳部(おそらく将軍徳川吉宗)からの農政上の基礎的諸事項に関する質問への答申草案。守参は1699年(元禄12)美濃郡代,1718年(享保3)勘定吟味役抜擢ばつてき)され14年間在職した農政の熟練者で,〈地方(じかた)の聖〉と称された。内容は検地年貢,開発,治水,出入作,質地等多方面にわたる簡単な説明であるが,やや詳しく年貢の検見取(けみどり)制と定免(じようめん)制について論じてあり,定免制小百姓にとって不利との見解をとっている。《日本経済大典》所収。
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