辻村乙未(読み)ツジムラ オトミ

20世紀日本人名事典 「辻村乙未」の解説

辻村 乙未
ツジムラ オトミ

大正・昭和期の小説家



生年
明治28(1895)年11月15日

没年
昭和49(1974)年7月30日

出生地
岡山県和気郡伊里村(現・備前市)

旧姓(旧名)
正宗

経歴
地理学者で東大教授の辻村太郎と結婚。大正11年島崎藤村主宰の「処女地」に参加、5月号から小説「春愁」「靴」「憂悩」「眼を開く頃」「無花果の村」などを次々発表した。正宗白鳥、敦夫、得三郎らは兄。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻村乙未」の解説

辻村乙未 つじむら-おとみ

1895-1974 大正時代の小説家。
明治28年11月15日生まれ。正宗白鳥の妹。辻村太郎の妻。島崎藤村主宰の「処女地」に参加,大正11年「春愁」「靴」「無花果(いちじく)の村」などを発表した。昭和49年7月30日死去。78歳。岡山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android