迎湯(読み)むかえゆ

精選版 日本国語大辞典 「迎湯」の意味・読み・例文・類語

むかえ‐ゆむかへ‥【迎湯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 御湯殿儀式の時、御湯殿に奉仕する女官相手役となって産児を受け取ること。また、その役。
    1. [初出の実例]「御むかへゆ、内侍のすけのおとどまゐり給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)
  3. むかいゆ(迎湯)

むかい‐ゆむかひ‥【迎湯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 湯治に行った温泉に、翌年再び湯治に行くこと。むかえおんせん。
    1. [初出の実例]「さらばさらば・春はかならずおむかひ湯」(出典:雑俳・西国船(1702))
  3. むかえゆ(迎湯)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android