精選版 日本国語大辞典 「近墓」の意味・読み・例文・類語 きん‐ぼ【近墓】 〘 名詞 〙 平安時代、朝廷で管理する皇親、外戚の墓のうちで、年末の荷前(のさき)奉献に、常幣のほか別幣を献じた墓。天皇即位のときに近墓とすべきものを定めた。天安二年(八五八)に十陵四墓を制定したのを明証の初見とする。⇔遠墓。[初出の実例]「遠墓及近墓幣、各同二遠陵例一」(出典:延喜式(927)二一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例