迦楼羅法(読み)カルラホウ

デジタル大辞泉 「迦楼羅法」の意味・読み・例文・類語

かるら‐ほう〔‐ホフ〕【×楼羅法】

密教で、迦楼羅本尊として、病苦風雨落雷などを除くために行う修法

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精選版 日本国語大辞典 「迦楼羅法」の意味・読み・例文・類語

かるら‐ほう‥ホフ【迦楼羅法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。密教で、迦楼羅(かるら)を本尊として病悩、風雨、落雷を除くためにする修法。日本ではわずかの事例を除いては、あまり行なわれなかったという。

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世界大百科事典(旧版)内の迦楼羅法の言及

【迦楼羅】より

…大乗仏教では八部衆の一つに数えられている。密教においては梵天や大自在天の化身,あるいは文殊菩薩の化身といわれ,風雨を止めるための修法である迦楼羅法の本尊とされるが,単独で造像された作例はのこっていない。形像は鳥頭人身で,胎蔵界曼荼羅に表される。…

※「迦楼羅法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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