迫持(読み)セリモチ

デジタル大辞泉 「迫持」の意味・読み・例文・類語

せり‐もち【迫持】

石や煉瓦れんが弧状に積んでせり合わせ、荷重を支える構造アーチ

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精選版 日本国語大辞典 「迫持」の意味・読み・例文・類語

せり‐もち【迫持】

  1. 〘 名詞 〙 建築物開口部の上に、石あるいは煉瓦を弧状に積んで荷重を支えるもの。部材をせりあわせ、その圧縮強度だけで荷重を支える。アーチ。せり。
    1. [初出の実例]「その状柱列の迫持(セリモチ)を戴けるに似て」(出典即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉夜襲)

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世界大百科事典(旧版)内の迫持の言及

【アーチ】より

…両側の柱あるいは壁の上から,石材あるいは煉瓦のブロックを少しずつせり出して,曲線状につくり上げた梁のこと。迫持(せりもち)ともいう。古代エジプト人は前3000年ころからアーチ工法を知っており,日乾煉瓦造の倉庫などに用いていたが,表向きの主要な建物に用いることはなかった。…

※「迫持」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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