退失(読み)たいしつ

精選版 日本国語大辞典 「退失」の意味・読み・例文・類語

たい‐しつ【退失】

  1. 〘 名詞 〙 仏語修行中途初志を忘れ、退転すること。
    1. [初出の実例]「即喩別解・別行・悪見人等、妄説見解迭相惑乱、及自造罪退失也」(出典教行信証(1224)三)
    2. 「其時神通を退失すと云へり」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)二)
    3. [その他の文献]〔観経疏‐散善義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android