初志(読み)ショシ

精選版 日本国語大辞典 「初志」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し【初志】

  1. 〘 名詞 〙 最初に思い立ったこころざし。もとからの志望。初心。初一念
    1. [初出の実例]「而元主必欲初志、後宇多天皇建治元年、元使者杜世忠何文著等九輩、至長門、留不去」(出典日本外史(1827)四)
    2. 「どのやうに言ってみても、勝治は初志をひるがへさず」(出典:日の出前(1946)〈太宰治〉)
    3. [その他の文献]〔曹植‐黄初六年令〕

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普及版 字通 「初志」の読み・字形・画数・意味

【初志】しよし

当初に定めた志。魏・曹植〔黄初六年令〕吾が業を修め、吾が初志を守らんと欲す。~將(まさ)に以て陛下の厚うし犬馬の年を究めんとす。~故に此の令を爲(つく)り、宮門(つ)け、左右をして共に志をしめんと欲す。

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