退守(読み)タイシュ

デジタル大辞泉 「退守」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゅ【退守】

[名](スル)しりぞいて守ること。生活態度などが、きわめて消極的なこと。
「永く一都城の中に―せば」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退守」の意味・読み・例文・類語

たい‐しゅ【退守】

〘名〙
① しりぞいて守ること。
※経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「永く一都城の中に退守せば内には後援の望なくして士気日に沮喪し」 〔新唐書‐張仁愿伝〕
② 新しい事を取り入れようとせず、現状を守ろうとすること。
日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉三「儒道禁戒の語多くして、勧奨の語少なし、是を以て人々退守に安んじて、進取に乏しきの弊あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「退守」の読み・字形・画数・意味

【退守】たいしゆ

退き守る。

字通「退」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android