退職所得(読み)タイショクショトク

デジタル大辞泉 「退職所得」の意味・読み・例文・類語

たいしょく‐しょとく【退職所得】

退職したことにより一時に支払われる退職手当等による所得所得税法規定。→退職所得金額

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精選版 日本国語大辞典 「退職所得」の意味・読み・例文・類語

たいしょく‐しょとく【退職所得】

  1. 〘 名詞 〙 退職手当、一時恩給など、退職することによって一時的に受ける給与、およびこれらの性質をもつもの。
    1. [初出の実例]「六、一時恩給及び退職給与並びにこれらの性質を有する給与(以下退職所得という)」(出典:所得税法(1947)九条)

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世界大百科事典(旧版)内の退職所得の言及

【所得税】より

… 第2段階として,以上の所得が集計されて総所得金額が算出される。ただし,退職所得と山林所得は別に分離課税される。租税特別措置法により源泉分離選択を認められるものに配当所得がある。…

【分離課税】より

…しかし分離課税とは,特定の所得について,他の所得と総合すれば税負担が過重となるため,あるいは一定の政策目的を促進するため,他の所得と合算しないで課税する方式を指す。分離課税には,山林所得や退職所得のように,税額計算は他の所得と分離して行うが,納税は確定申告により行うものと,利子所得,配当所得の分離課税のように,一定の税率による源泉徴収だけで済ます源泉分離課税とがある。山林所得と退職所得が分離課税されるのは,長期間にわたる経営および勤労の結果得られ,かつ一時的な所得なので,他の経常的所得と合算して累進課税をするのは妥当ではないとされているからである。…

※「退職所得」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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