精選版 日本国語大辞典 「送三重」の意味・読み・例文・類語 おくり‐さんじゅう‥サンヂュウ【送三重】 〘 名詞 〙 浄瑠璃、歌舞伎下座音楽の一つ。主役が花道へ引っ込む時に奏される三味線の演奏。足取りに合わせ、はじめはゆるやかに、次第に速めて弾く。[初出の実例]「若衆のいき路(ぢ)ふとんばりして急がるる 送り三重ぬれの一ふし 頬杖でかたみの扇うたれつつ」(出典:俳諧・破邪顕正返答(1680)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例