送三重(読み)おくりさんじゅう

精選版 日本国語大辞典 「送三重」の意味・読み・例文・類語

おくり‐さんじゅう‥サンヂュウ【送三重】

  1. 〘 名詞 〙 浄瑠璃、歌舞伎下座音楽の一つ主役花道へ引っ込む時に奏される三味線演奏足取りに合わせ、はじめはゆるやかに、次第に速めて弾く。
    1. [初出の実例]「若衆のいき路(ぢ)ふとんばりして急がるる 送り三重ぬれの一ふし 頬杖でかたみの扇うたれつつ」(出典俳諧・破邪顕正返答(1680))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む