送三重(読み)おくりさんじゅう

精選版 日本国語大辞典 「送三重」の意味・読み・例文・類語

おくり‐さんじゅう‥サンヂュウ【送三重】

  1. 〘 名詞 〙 浄瑠璃、歌舞伎下座音楽の一つ主役花道へ引っ込む時に奏される三味線演奏足取りに合わせ、はじめはゆるやかに、次第に速めて弾く。
    1. [初出の実例]「若衆のいき路(ぢ)ふとんばりして急がるる 送り三重ぬれの一ふし 頬杖でかたみの扇うたれつつ」(出典俳諧・破邪顕正返答(1680))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android