逆しま(読み)サカシマ

デジタル大辞泉 「逆しま」の意味・読み・例文・類語

さか‐しま【逆しま/倒】

[名・形動]
逆様1」に同じ。
倉庫がクッキリと―に鏡のような水に映っていた」〈長与竹沢先生と云ふ人
道理に反すること。また、そのさま。「―な考えを抱く」
[補説]書名別項。→さかしま

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精選版 日本国語大辞典 「逆しま」の意味・読み・例文・類語

さか‐しま【逆しま・倒しま】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =さかさま(逆様)
    1. [初出の実例]「太子、行暴虐(あらくサカシマナルわさし)婦女(をむな)に浮(たはけたまふ)」(出典日本書紀(720)安康即位前(図書寮本訓))
    2. 「次第は、さかしまなりや」(出典:岡本文庫本宇津保(970‐999頃)国譲下)

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