逆頬箙(読み)さかつらえびら

精選版 日本国語大辞典 「逆頬箙」の意味・読み・例文・類語

さかつら‐えびら【逆頬箙】

  1. 〘 名詞 〙 箙の一種。腰に対する当たりを和らげるためと装飾とを兼ねて、矢の根をさす箱(方立)をイノシシ毛皮で包んだもの。一枚の皮で包むために毛並みが背面は下に、他の三面は逆に上に向くところからいう。主将以下軍陣に用い、公卿随身も用いた。さかつら。→箙(えびら)
    1. [初出の実例]「逆頬箙矢配尋常なるに」(出典:義経記(室町中か)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む