はい‐ではひ‥【這出】
- 〘 名詞 〙
- ① はい出ること。また、そのもの。
- [初出の実例]「草も木も春ははいでのことし哉〈政次〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
- ② 田舎から都会に奉公に出て来たばかりであること。また、その人。山出し。
- [初出の実例]「その給仕はこのほどの這出にて候ゆゑ」(出典:咄本・醒睡笑(1628)五)
はい‐だしはひ‥【這出】
- 〘 名詞 〙
- ① はい出すこと。はい出したもの。
- ② 出て来たばかりであること。また、そのもの。かけだし。山だし。
- [初出の実例]「やっと売だした新開業商人(ハイダシあきんど)」(出典:妹と背かゞみ(1886)〈坪内逍遙〉一)
はい‐いではひ‥【這出】
- 〘 名詞 〙
- ① はい出ること。はいで。
- ② 門の出口。また、門から外。はしりいで。
- [初出の実例]「竈もるみづはのうみないほりよりはひいでの小田の早苗取見よ〈源仲正〉」(出典:丹後守為忠百首(1134頃か)夏)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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