通はす(読み)カヨワス

デジタル大辞泉 「通はす」の意味・読み・例文・類語

かよわ◦す〔かよはす〕【通はす】

[連語]《動詞「かよふ」の未然形尊敬助動詞」。上代語》お通いになる。
「かくのみし恋ひば死ぬべみたらちねの母にも告げつまず―◦せ」〈・二五七〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「通はす」の意味・読み・例文・類語

かよわ‐・すかよは‥【通す】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「かよう(通)」の未然形に上代の尊敬の助動詞「す」の付いたもの ) お通いになる。通われる。
    1. [初出の実例]「さ婚(よば)ひに 在立たし 婚ひに あり加用婆勢(カヨハセ) 太刀が緒も いまだ解かずて」(出典古事記(712)上・歌謡)

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