通常礼服(読み)つうじょうれいふく

精選版 日本国語大辞典 「通常礼服」の意味・読み・例文・類語

つうじょう‐れいふくツウジャウ‥【通常礼服】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 第二次世界大戦終結以前の官公庁・軍などで、宮中参賀御用召・叙任御礼などに着用した礼服燕尾服(えんびふく)のこと。
    1. [初出の実例]「通常礼服着用日 参賀」(出典:太政官布告第三百七十三号‐明治五年(1872)一一月二九日)
  3. 日常ふつうに着用する礼服。
    1. [初出の実例]「四日 政事始〈略〉何れも通常礼服(ツウジャウレイフク)にて内閣に参集し」(出典風俗画報‐一五七号(1898)一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の通常礼服の言及

【服制】より

…これは日本改造論者福地源一郎(桜痴)が,〈突飛家の勝利〉と驚嘆したほどの大変革であった。 新服制には洋式の文官大礼服と通常礼服を定め,宮中祭服を残して,旧衣装はすべて廃された。大礼服は新年朝拝,元始祭,新年会,伊勢両宮例祭,神武天皇即位日,神武天皇例祭,孝明天皇例祭,天長節,外国公使参朝の節に,有位の官員が着用する最高の礼服である。…

※「通常礼服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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