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通貨マフィア ツウカマフィア

デジタル大辞泉の解説

つうか‐マフィア〔ツウクワ‐〕【通貨マフィア】

主要国間で通貨政策の協調を図るために、非公式に交渉を行う、各国の国際金融担当者の通称。G20構成国の財務相・財務官中央銀行総裁など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

通貨マフィア
つうかまふぃあ

主要20か国・地域(G20)、とりわけアメリカ、日本、イギリス、ドイツ、フランス、ヨーロッパ連合(EU)の国際金融担当の事務方トップで構成されるインナーサークルの俗称、また、そのメンバー。直通回線で協議できるシステムを使って日常的に連絡を取り合い、日々の国際通貨問題に対応する。その過程が公開されることがないことから、マフィアとの俗称がつけられている。話し合いの方法にルールはないが、主要国の理解を得られないまま為替操作に乗り出すことはタブーで、かならず事前通告で理解を得ることが必要とされている。各国の通貨政策に大きな権限をもつ人物が、個人的な信頼関係を醸成しながらやり取りをしており、日本では財務官が通貨マフィアのメンバーとなる。1985年(昭和60)のプラザ合意時の財務官であった大場智満(おおばともみつ)(在任1983~1986)、「ミスター円」ともよばれた榊原英資(さかきばらえいすけ)(在任1997~1999)、「円高ファイター」とよばれた、現、日銀総裁の黒田東彦(くろだはるひこ)(在任1999~2003)などが知られている。[編集部]

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