速水春暁斎(読み)はやみ しゅんぎょうさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「速水春暁斎」の解説

速水春暁斎(初代) はやみ-しゅんぎょうさい

1767-1823 江戸時代後期の読み本作者,画家
明和4年生まれ。京都の人。家は代々呉服商。13歳で家督をつぐ。寛政以後,おもに自作の絵本読み本を刊行し,実用書などに挿絵をかいた。文政6年7月10日死去。57歳。名は恒信,のち恒章。通称は彦三郎。作品に「絵本忠臣蔵」「絵本浅草霊験記」など。

速水春暁斎(2代) はやみ-しゅんぎょうさい

?-1867 江戸時代後期の画家。
初代速水春暁斎の子。京都の人。高井蘭山作の「春雨譚」(嘉永(かえい)3年刊)の挿絵をかいた。慶応3年5月16日死去。名は恒茂。通称は民之助。別号春眠,暁雲斎。作品はほかに「絵本忠孝美善録」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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