連理引き(読み)レンリビキ

デジタル大辞泉 「連理引き」の意味・読み・例文・類語

れんり‐びき【連理引き】

歌舞伎演出演技一種怨霊などが手をのばして人間を後ろから引っぱる形をすると、人間は襟首などをつかまれた体で後退しながら戻るもの。

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精選版 日本国語大辞典 「連理引き」の意味・読み・例文・類語

れんり‐びき【連理引】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で、幽霊・怨霊などが手をのばして人間を引っぱる形をすると、人間が後ろへ引きもどされる演技をいう。
    1. [初出の実例]「連理引きになって、三人共に引摺られ、皆々奥へはひる」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)二)

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