進化不可逆の法則(読み)シンカフカギャクノホウソク(その他表記)law of irreversible evolution

デジタル大辞泉 「進化不可逆の法則」の意味・読み・例文・類語

しんかふかぎゃく‐の‐ほうそく〔シンクワフカギヤク‐ハフソク〕【進化不可逆の法則】

生物進化において、ある器官構造およびその一部が失われたり変化したりすると、その後の進化において、ふたたび獲得して元の状態に戻ることはないという法則。1893年にベルギーの古生物学者ルイ=ドロ提唱。ドロの法則。ドロの不可逆則。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「進化不可逆の法則」の意味・わかりやすい解説

進化不可逆の法則
しんかふかぎゃくのほうそく
law of irreversible evolution

種族の進化において,個体器官または器官の部分の構造が変化すれば,その後の新しい進化において,再びもとの器官が復旧獲得されることはないという進化法則で,進化の 24則の一つに取入れられている。 L.ドロが唱えた (1893) のでドロの法則ともいわれる。

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