普及版 字通 「逵」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音]
[字訓] みち

[説文解字]

[字形] 会意
(りく)+(ちゃく)。〔説文〕にみえず、字の初形を知りがたい。は陸(りく)声の字であるから、逵は会意字であろう。陸は神梯の前に幕舎のような祀所を列する形。〔爾雅、釈宮〕に「九之れを逵と謂ふ」とあり、また〔左伝〕に「逵市」という語があって、人の集まるところである。

[訓義]
1. みち、九達のみち、大通り
2. 水中空洞、魚の居るところ。

[古辞書の訓]
名義抄〕逵 ミチ・オホキナリ・チマタ 〔字鏡集〕逵 ミチ・オホキナリ・チマタ・ワタリ・アキラカニワタルミチナリ

[熟語]
逵市逵路
[下接語]
雲逵・九逵・居逵・交逵・神逵・大逵・中逵・通逵・方逵

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android