逸予(読み)いつよ

精選版 日本国語大辞典 「逸予」の意味・読み・例文・類語

いつ‐よ【逸予・佚予】

  1. 〘 名詞 〙 気ままに遊び楽しむこと。
    1. [初出の実例]「大欲為忽到逸予」(出典:業鏡台(1394‐1428頃)祭薬師寺可山公文)
    2. 「逸遊逸予(イツヨ)の楽みも過ぐれば民の煩ひたり」(出典:浄瑠璃・富仁親王嵯峨錦(1721頃)一)
    3. [その他の文献]〔書経‐五子之歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「逸予」の読み・字形・画数・意味

【逸予】いつよ

あそびたのしむ。〔書、君陳〕爾(なんぢ)(ねが)はくは時(こ)の訓に式(のつと)り、惟(こ)れ日に孜孜(しし)として、敢(あへ)て豫すること無(なか)らんことを。

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