逸響(読み)いっきょう

精選版 日本国語大辞典 「逸響」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きょう‥キャウ【逸響】

  1. 〘 名詞 〙 すぐれた響き。転じて、すぐれた詩文をいう。
    1. [初出の実例]「激声只生乎彼契。逸響不乎我心」(出典本朝文粋(1060頃)一・風中琴賦〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔古詩十九首〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「逸響」の読み・字形・画数・意味

【逸響】いつきよう(きやう)

すぐれた音楽。〔文選古詩十九首、四〕今日、良宴の會 樂、(つぶ)さに陳(の)べし 箏を彈じて、を奮ひ 新聲、妙にしてに入る

字通「逸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android