運動視差(読み)うんどうしさ

精選版 日本国語大辞典 「運動視差」の意味・読み・例文・類語

うんどう‐しさ【運動視差】

〘名〙 走っている乗物から外景を眺めるときに、遠景はほとんど静止し、近景が急速に動くように感ずる現象

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デジタル大辞泉 「運動視差」の意味・読み・例文・類語

うんどう‐しさ【運動視差】

観察者の視点または観察対象が移動することによって生じる視差。例えば、列車車窓からの風景は近いものほど速く動き、遠くのものほど遅く動く。この速さの違いにより遠近を把握することができる。

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世界大百科事典(旧版)内の運動視差の言及

【視覚】より

…一つは,物の動きを両眼の網膜上の動きの違いから認知する方法である。すなわち,物が鼻に向かって近づくときには右目の網膜の映像は右方向,左目では左方向に動き,遠ざかるときには左目では右方向,右目では左方向の動きが生じる(これを運動視差という)。等距離で運動するときにはこのような運動視差は生じない。…

※「運動視差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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