近景(読み)キンケイ

デジタル大辞泉 「近景」の意味・読み・例文・類語

きん‐けい【近景】

近く景色。⇔遠景
絵画写真で、手前の方に見える景色。
[類語]景色美景佳景勝景絶景奇観奇勝絶勝形勝景勝山紫水明風物遠景白砂青松風光明媚光景情景シーン場景全景パノラマ前景後景背景借景バック眺め風景風光風色ふうしょくけい景観景色けいしょく景趣眺望見晴らし美観壮観大観

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精選版 日本国語大辞典 「近景」の意味・読み・例文・類語

きん‐けい【近景】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 近くの景色。⇔遠景
    1. [初出の実例]「近景の山々がその両袖にひっそり蹲(うづくま)って湖を抱きかかへるやうにしてゐる」(出典富嶽百景(1939)〈太宰治〉)
  3. 写真、絵画などで、画面に見える、手前の方のもの。⇔遠景
    1. [初出の実例]「森のはづれから近景へかけて石ころの多い小径がうねって」(出典:森の絵(1907)〈寺田寅彦〉)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「近景」の解説

近景 ちかかげ

?-? 鎌倉-南北朝時代刀工
2代にわたり,国宝の太刀1口(ふり),重要文化財の太刀3口をのこしている。初代の銘は文保(ぶんぽ)-康永(1317-45)の年紀がみられる。銘は初代が「備州長船住近景」「備前国長船住近景」,2代が「備前国住長船近景」。

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