道徳新田村(読み)どうとくしんでんむら

日本歴史地名大系 「道徳新田村」の解説

道徳新田村
どうとくしんでんむら

[現在地名]南区御替地おかえち町・豊田とよだ

又兵衛新またべえしん新田の北に位置し、南は山崎やまざき川で区切られる。寛保元年(一七四一)幕府小納戸の手により築かれたもので、田は一二町七畝余、畑は八町三反。享保一三年(一七二八)天白てんぱく川流路の変更で山崎川付近の水害が多くなったため、井戸田いどた(現瑞穂区)庄屋が願出て、再度天白川流路の変更をすることとなった。この時天白川下流にあった天白古川てんぱくふるかわ新田を取りつぶすことになり、その替地として築かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android