道恵法親王(読み)どうえほうしんのう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道恵法親王」の解説

道恵法親王 どうえほうしんのう

1132-1168 平安時代後期,鳥羽天皇の第6皇子。
長承元年生まれ。母は石清水八幡宮別当紀光清の娘,美濃局(みののつぼね)。天台宗保延(ほうえん)4年覚猷(かくゆう)(鳥羽僧正)のもとで出家し,久安2年一身阿闍梨(あじじゃり),6年行慶に灌頂(かんじょう)をうける。永暦(えいりゃく)元年親王となる。四天王寺別当,園城寺(おんじょうじ)長吏をつとめた。仁安(にんあん)3年4月25日死去。37歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「道恵法親王」の解説

道恵法親王

没年:仁安3.4.25(1168.6.2)
生年:長承1(1132)
平安末期の天台宗寺門派の僧。鳥羽上皇の第6皇子。母は石清水八幡検校光清の娘で,待賢門院の女房美濃殿。待賢門院に養育され,行慶の弟子となって三井寺に入る。円満院門跡を継ぎ,三井寺長吏となる。保元3(1158)年四天王寺別当職をめぐって仁和寺御室と争った。

(土谷恵)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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