遠洋性堆積物(読み)えんようせいたいせきぶつ(その他表記)pelagic sediment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遠洋性堆積物」の意味・わかりやすい解説

遠洋性堆積物
えんようせいたいせきぶつ
pelagic sediment

沿岸から遠く離れた大洋底に分布する深海堆積物。大陸近辺と異なり堆積速度はきわめて遅い。おもにプランクトン遺骸宇宙塵火山灰などでできていて,遺骸を主とする軟泥と遠洋性粘土に分けられ,遠洋性粘土は赤粘土で代表される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む