最新 地学事典 「遠洋性堆積物」の解説
えんようせいたいせきぶつ
遠洋性堆積物
pelagic sediment ,pelagic deposit ,pelagite
陸地から遠く離れた深海底の堆積物の総称で,軟泥と粘土に分けられる。深海堆積物とも。主要な構成要素は,種々の起原の粘土鉱物,生物起原の炭酸カルシウム(有孔虫殻,グロビゲリナ,コッコリスなど),生物起原のシリカ(放散虫殻,珪藻殻など),細粒の火山砕屑物,続成起原の沸石など。多少の風成塵・宇宙塵なども含まれる。生物起原物質や火山砕屑物の含有量がわずかなものは,堆積速度がきわめて小さく1,000年に1mm程度ないしそれ以下。分類の一例であるが,顕微鏡下での組成分析によって表のように分類される。
執筆者:佐藤 任弘・中尾 征三・浜田 盛久

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

