コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

赤粘土 あかねんどred clay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

赤粘土
あかねんど
red clay

赤色粘土ともいわれる遠洋性粘土。赤色またはチョコレート色を帯びた海底粘土で,全海洋面積の 35%以上の広い分布を示す。遠洋性堆積物プランクトン死骸を主とする軟泥と赤粘土を主とするが,赤粘土には生物から由来した炭酸カルシウムはほとんど含まれていない。これは生物の死骸が深海底に届く間に溶解してしまうためである。赤色は深海底の酸素の豊富な環境によるもので,必ずしも構成物の由来を示すものではない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

赤粘土【あかねんど】

遠洋性深海堆積物のうち,最も広く分布し,最も代表的なもの。水深が約4500mより深い深海底に分布。チョコレート色。まれに淡褐色または赤色。水を含んでいるときは弾力性がある。
→関連項目底質軟泥

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

岩石学辞典の解説

赤粘土

せきねんど

赤粘土

赤色または褐色の極端に外洋性の堆積物で,非常に深く,陸地からかなり離れた海に濃集しているもの.粘土成分は青色泥およびグロビゲリナ軟泥globigerina ooze)と同じで,おそらく陸地起源のものである.火山砕屑物が普通でゼオライト結晶となっている.マンガン,酸化鉄,隕石物質などの硬い塊が含まれる.炭酸塩類は0~30%の範囲で含まれている[Murray & Renard : 1891, Pettijohn : 1949].

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

世界大百科事典内の赤粘土の言及

【褐色粘土】より

…それは全海洋面積の28%を占め,水深4500~7000mの大洋底に分布し,それより浅くなると石灰質軟泥に漸移する。その色は赤色がかった褐色ないしチョコレート色を帯びた褐色で,赤粘土red clayと呼ばれたが,最近は褐色粘土brown clayが正式に使用されている。その色は鉄とマンガンの水酸化物によるもので,酸化環境の海底で生じたためである。…

※「赤粘土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

赤粘土の関連キーワードベルデ岬海盆グロビゲリナアラビア海インド洋褐色粘土マレー南極海雄踏

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

赤粘土の関連情報