遠管駅（読み）おくだのえき

日本歴史地名大系 「遠管駅」の解説

遠管駅
おくだのえき

「延喜式」（兵部省）に「安芸国駅馬、（中略）濃唹、遠管各廿疋」と記され、古代山陽道の駅家。濃唹（のお）駅（現佐伯郡大野町）から続き、当駅を安芸国の最終駅として周防国石国（いわくに）駅（現山口県岩国市）に至る。「続日本紀」天平元年（七二九）四月三日条に「為造山陽道諸国駅家充駅起稲五万束」とあり、駅家の設置は天平元年頃と考えられる。諸説はほぼ一致して小方（おがた）の地に比定するが、玖波（くば）とする説もある。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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