遠藤芳樹(読み)エンドウ ヨシキ

20世紀日本人名事典 「遠藤芳樹」の解説

遠藤 芳樹
エンドウ ヨシキ

明治期の商業史学者 東京帝国大学法制史研究室。



生年
天保13年1月21日(1842年)

没年
明治41(1908)年9月11日

出生地
江戸・音羽町(現・東京都文京区)

別名
幼名=愛之助,号=靄軒

経歴
江戸幕府の御家人として評定方書物方書役などを務める。維新後、徳川家が静岡に下るとこれに従い、静岡県属官となる。明治14年農商務省に出仕、「興業意見」などの編纂に従事し、商業旧慣を調査。18年頃同省を退官。のち東京帝国大学に勤め、37年から同大法制史研究室に属した。著書に「日本商業志」「商業習慣調」「大阪商業習慣録」「鉛筆余唾」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤芳樹」の解説

遠藤芳樹 えんどう-よしき

1842-1908 明治時代の商業史研究家。
天保(てんぽう)13年1月21日生まれ。もと幕臣。維新後,静岡県属をへて農商務省属となり,前田正名の「興業意見」の編集参加。のち東京帝大法制史研究室につとめた。明治41年9月11日死去。67歳。江戸出身。著作に「日本商業志」「商業習慣調」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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