遣らす(読み)ヤラス

デジタル大辞泉 「遣らす」の意味・読み・例文・類語

やら・す【遣らす】

[動サ五(四)]行わせる。させる。やらせる。「好きなように―・す」
[動サ下二]やらせる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遣らす」の意味・読み・例文・類語

やら‐・す【遣す】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「やる(遣)」の未然形に、上代尊敬助動詞「す」の付いたもの ) 行かせなさる。
    1. [初出の実例]「筑波嶺の嶺(ね)ろに霞居(ゐ)過ぎかてに息づく君を率寝(ゐね)て夜良佐(ヤラサ)ね」(出典万葉集(8C後)一四・三三八八)

やら・す【遣】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ある事を行なわせる。
    1. [初出の実例]「思ひ置きは腹の病、当座々々にやらして」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙やらせる(遣━)

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