遣出(読み)やりいだす

精選版 日本国語大辞典の解説

やり‐いだ・す【遣出】

〘他サ四〙
※平治(1220頃か)上「舘の太郎貞康は、〈略〉牛飼の装束して御車をつかまつる。上東門をからりとやりいだす程こそあれ」

やり‐だし【遣出】

〘名〙
① ある動作をしはじめること。やりだすこと。また、そのものごと。
② 船首から前へ斜めに突出した帆柱。本来、西洋型帆船に主用されたものだが、近世初期の日本前と呼ぶ朱印船や唐船などにも設けられ、和船でも明治中期以後は三角帆を張るために装備された。なお帆曳きの打瀬船では船首尾に設ける。
※増補華夷通商考(1708)四「又艗(へさき)に遣出(ヤリタシ)とて短き檣あり」

やり‐だ・す【遣出】

〘他サ五(四)〙
牛車などを進め出す。おし出す。やりいだす。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② ある動作をしはじめる。行ないだす。やりいだす。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「ある時不図やり出してから今日迄」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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