遷転(読み)せんてん

精選版 日本国語大辞典 「遷転」の意味・読み・例文・類語

せん‐てん【遷転】

  1. 〘 名詞 〙 うつること。うつりかわること。変転すること。また、うつすこと。移転すること。
    1. [初出の実例]「睿沢更加、遷転逾高」(出典:日本三代実録‐貞観八年(866)一二月二六日)
    2. 「加之民論時需に応じて遷転し、区別の状情亦従て変化す」(出典:泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉二)
    3. [その他の文献]〔論衡‐初禀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遷転」の読み・字形・画数・意味

【遷転】せんてん

転任。〔三国志、呉、陸凱伝〕今、州縣の司、或いは(のぞ)むこと(いくばく)も無くして、(すなは)ち召して轉す。新をり、路に紜(ふんうん)(混雑)す。財を傷(やぶ)り民をすること、是(ここ)に於て甚だしと爲す。

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