デジタル大辞泉
「遷音速流」の意味・読み・例文・類語
せん‐おんそくりゅう〔‐オンソクリウ〕【遷音速流】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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遷音速流
せんおんそくりゅう
transonic flow
高速気流のうち,流れの中に亜音速流 (マッハ数 M<1) の領域と超音速流 (M>1) の領域がともに存在する流れをいう。たとえば,亜音速で飛ぶ飛行機の翼の一部に超音速の領域が現れることがある。この場合,超音速領域の下流端に衝撃波が発生し,流れの性質は全体が亜音速の場合とまったく違ったものになる。遷音速流に関しては,亜音速流とは別の遷音速相似法則が成り立つ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の遷音速流の言及
【高速気流】より
… このように物体のまわりの気体の流れは主流のマッハ数によって大きく変化するので,これを基準に流れを分類することが行われる。一般に主流のマッハ数0.8以下を亜音速流,0.8~1.2を遷音速流,1.2以上を超音速流といい,とくに5以上を極超音速流という。なお,遷音速流は物理的には亜音速流と超音速流の共存する流れと定義される。…
※「遷音速流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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