遺命(読み)ユイメイ

デジタル大辞泉 「遺命」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐めい【遺命】

いめい(遺命)

い‐めい〔ヰ‐〕【遺命】

死ぬ時に残した命令。ゆいめい。
故主の―を忘るる事なく」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺命」の意味・読み・例文・類語

い‐めいヰ‥【遺命】

  1. 〘 名詞 〙 死ぬときにのこした命令。また、臨終に言い付けをのこすこと。遺令。〔権記‐長保二年(1000)一二月二一日〕
    1. [初出の実例]「十年前臨終の床で自分の手をとり泣いて遺命した父の惻々たる言葉は、今尚耳底にある」(出典:李陵(1943)〈中島敦〉二)
    2. [その他の文献]〔呉志‐諸葛瑾伝〕

ゆい‐めい【遺命】

  1. 〘 名詞 〙 死ぬときにのこした命令。また、臨終に言いつけをのこすこと。いめい。〔文明本節用集(室町中)〕

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