那珂孝平(読み)ナカ コウヘイ

20世紀日本人名事典 「那珂孝平」の解説

那珂 孝平
ナカ コウヘイ

昭和期の小説家



生年
明治37(1904)年7月1日

没年
平成1(1989)年11月20日

出生地
新潟県北魚沼郡小千谷町(現・小千谷市)

本名
仲 孝平

学歴〔年〕
逓信省講習所卒

経歴
大正12〜13年文芸春秋の編集同人、「集団」同人の後「人民文庫」に加わり、昭和12年「正直な人々」を発表。解散後海軍管理工場に勤めたが、19年横浜事件に連座、検挙された。戦後は新日本文学会会員となり、共産党にも一時入党した。他に「菊池寛」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「那珂孝平」の解説

那珂孝平 なか-こうへい

1904-1989 昭和時代の小説家。
明治37年7月1日生まれ。大正12年「文芸春秋」の編集同人となる。「集団」の同人をへて武田麟太郎(りんたろう)らの「人民文庫」にくわわる。昭和19年横浜事件で検挙された。戦後,新日本文学会会員。共産党に一時入党した。平成元年11月20日死去。85歳。新潟県出身。逓信省講習所卒。本名は仲孝平。作品に「菊池寛」「冬の蜂」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android