邪意(読み)ジャイ

デジタル大辞泉 「邪意」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐い【邪意】

よこしまな心。邪心
「―のない顔色をみると」〈阿部知二・冬の宿〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「邪意」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐い【邪意】

  1. 〘 名詞 〙 よこしまな心。ねじけた精神。邪心。
    1. [初出の実例]「嘉門の、突きつめてゐるが邪意のない顔色をみると」(出典:冬の宿(1936)〈阿部知二〉一三)
    2. [その他の文献]〔漢書‐律暦志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「邪意」の読み・字形・画数・意味

【邪意】じやい

よこしまな心。〔後漢書、楊賜伝〕冠履倒易し、陵谷代處す。小人に從ひ、無知の私欲に順ふ。~殆(あやふ)い哉(かな)の、今にぐるは(な)し。

字通「邪」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android