山川 日本史小辞典 改訂新版 「部落解放全国委員会」の解説
部落解放全国委員会
ぶらくかいほうぜんこくいいんかい
第2次大戦後最初の部落解放運動の全国組織。1946年(昭和21)2月,旧全国水平社の活動家がよびかけ,旧融和団体の幹部らも含めて結成された。民主統一戦線の一翼を担って誕生したが,戦後の混乱のなかで組織は拡大しなかった。51年京都市職員が市内の部落の実情を小説にして雑誌に発表したオール・ロマンス事件以後,差別行政反対闘争にとりくみ,運動が発展。55年8月部落解放同盟に改組。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報