精選版 日本国語大辞典 「郷原」の意味・読み・例文・類語 きょう‐げんキャウ‥【郷原・郷愿】 〘 名詞 〙 ( 「愿」は、へつらって寛大なこと ) 善良を装って、郷里の好評を得ようとする小人。にせの道徳家。偽君子。[初出の実例]「よくほめられちそうせられんとおもふは、郷原(キャウゲン)とて、いちだん聖人のいやがるるものぞ」(出典:寸鉄録(1606)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「郷原」の読み・字形・画数・意味 【郷原】きよう(きやう)げん いなかの偽善者。〔孟子、尽心下〕孔子曰く、我が門を(よぎ)りて我が室に入らざるも、我憾(うら)みざるは、其れ惟(た)だ原か。原はのなりと。~閹然(えんぜん)として(ことを秘して)世に媚ぶるは、是れ原なり。字通「郷」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報