都加賀村
つがかむら
[現在地名]頓原町都加賀
頓原村枝郷の和泉村の北に位置し、東は民谷村(現吉田村)、北は入間村・刀根村(現掛合町)。飯石郡中でも最も寒冷な高地とされ(郡村誌)、村の中央を都加賀川が北流する。南東の村境に国王山(沖の郷山)があり、村内を出雲備後道が通る。正保国絵図に村名がみえる。寛文一〇年(一六七〇)の検地帳写では反別一三町余・高一六二石余、屋敷数一二。寛政一〇年(一七九八)の定免相札(飯石郡誌)で高一五〇石余。近世には山林資源に恵まれタタラ製鉄が盛んで、地内に製鉄遺跡二一ヵ所がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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