都志浦(読み)つしうら

日本歴史地名大系 「都志浦」の解説

都志浦
つしうら

[現在地名]五色町都志・都志万歳つしまんざい

都志川河口北北東の海浜付近の通称大浜おおはまと、南南西の海浜付近の通称新在家しんざいけからなる。郷帳類では大浜都志本つしほん村、新在家は万歳村に含まれる。正保国絵図では本村のうち都志浜村とある。元禄五年(一六九二)には都志組(淡国通記)、宝暦一〇年(一七六〇)および近世後期には柳沢組に属した(宝暦一〇年「淡州津名三原両郡郷村御帳」佐野家文書など)。反別戸数取調書では無高とあり、家数一九七・人数九六九。都志浦は加子浦で延宝年間(一六七三―八一)の加子役五三人、一人二〇匁の役銀一貫六〇匁。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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